CONCEPTコンセプト

住む家、それは、住む人が満足して住める空間。
住む家、それは、住む人が癒されて住める空間。
住む家、それは、住む人が和らいで住める空間。

住む家、それは、住む人それぞれの定義や形は様々ですが、
私たちの考え創造する住む家のコンセプトは、そこに住む人の利益の最大化を目指した住まい造りです。

1962年(昭和37年)、兵庫県宝塚市で生まれ、幼少期から宝塚市で育ちこの地域で就職して社会人となり今現在の職種で三十年以上やらせて頂いております。
私が生まれて小学校一年生まで過ごした家は木造平屋建ての一戸建て住宅でした。
一戸建てと言ってもバラック小屋の様な外壁はバラ板を貼り合わせた壁で屋根はトタンの波板屋根、雨が降るとバタバタとうるさく、サッシは木枠のガラス窓で風が吹くとガタガタと鳴り、風呂は外から薪を入れて焚く風呂釜でいわゆる長州風呂、トイレは一度家から外に出て別棟の小屋の中に有り、足場は細長い板が縦に隙間を開けて二枚敷いてあるだけの汲み取り式のボットン便所で夜は怖くていつも父親か姉について来てもらっていました。台所は部屋から一段下がった土間にありセメントで出来た流し台に壁から水道の蛇口が一つ出ているだけで、母親はそこでいつも手料理を作ってくれていましたが冬はとても足元が冷えて夏は火を使うのでとても暑かったのだろうと思います。
もう50年ほど前の事ですが私は今でもその家の外観や間取りを鮮明に覚えています。
その様な家でも私にとっては幼心にとても心癒された空間だった事を忘れません。(トイレ以外は。)

それから半世紀がたち現代の住宅は素晴らしい進化を成し遂げています。
グローバル化の加速や人工知能の発達をはじめ科学技術の進歩のなか耐久性、耐震性、断熱性、遮音性等々どれ一つ取っても当時の性能が進化していない物など何一つありません。
全てが進化し性能が上がりもちろんこれからもこの進化は日進月歩でありますが、わたしが幼少期に過ごせたあの平屋の家は今でも心癒された家であったことに変わりがないよう、現代における社会で皆様が豊かで癒される住空間を送るために私たちに何ができるか。そんなことをいつも考えています。
正しい答えはわからないけど、私たちが一番の使命として思う事は良い家を建てる又は提供するだけでなく、そこに住まうお客様の立場に立った最適なライフプランを提供する事と、それをいちばん近くで応援する事だと思っております。

代表取締役 木村 英聖